diploma 2009

田中 麻未也

"空白と272本の建築"
日本大学理工学部建築学科2009年度 卒業設計審査会 10選
赤レンガ卒業設計展 ファイナリスト 永山賞 

例えば、今このときが過去になったら、「現代」を象徴するものは東京を埋め尽くす高層建築群によって記されるのではないだろうか?高層建築は空間の「量」を得るために高く高く積み上げられ、膨大なエネルギーを内包しています。しかし、それらは数値上での床面積にしか変換されていきません。そこで、このエネルギーによって、歴史的な街や集落のようにひとつの街を作ることができるのではないだろうかと考えました。空白と200本あまりの建築の集合によって作られたこの建築は多くの内部空間と外部をもち、さまざまな光の表情と吹きぬける風と人々の関係を内包した建築となります。

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